あなたはバスロッドにいくらかけますか?もう少しお金をかけたらあなたの釣りは劇的によくなるかもしれません。バスロッドは価格帯別でロッドの素材、材料が違います。
そしてその素材、材料によって性能が大きく変わります。バスロッド(スピニング/ベイト共通)の価格帯別の性能、特長について①ブランク、②ガイド、③グリップごとにまとめてみました。
Contents
3000円以下の激安ロッド問題点
ブランクについて
この価格帯はブランクがグラスファイバー製のものがほとんどです。
×:グラスファイバーのロッドはしなり具合がふにゃふにゃと大きくしなる物とかちかちでしならない両極端な物がほとんどです。自分好みの硬さを選ぶことができません。
×:グラスファイバーはカーボンに比べ重量があり、遠投性能がない。グラスファイバーはカーボンに比べ重量があります。ロッド、リールと重量のバランスが悪くなり、キャストの際に違和感があります。
◎:グラスファイバーのロッドはとてつもなく丈夫でそうそう折れません!
ガイドについて
ガイドリングに安価な素材が使用されます。
×:何年も使用するとラインの溝ができたり割れたりします。
グリップについて
グリップはEVAがほとんどでコルクが選択できません。
△:EVAは安価な素材で海水に対応する良い素材です。
一方でコルクは海水に対応しませんが、見た目の良さとなんとも言えない触り心地の良さがあります。低価格帯はEVAがほとんどでコルクが選択できないことが多いです。
3000円以下のロッドの使用感は×ですが、ブランクが折れにくいのが良いです。ガイドリングが長持ちしないことが多いですが、ガイドは補修も可能なのでコストパフォーマンスの面で○です。
例
初心者セットのロッド
ワゴン品
3000円~10000円のロッド
ブランクについて
ブランクの素材がカーボン
×:全価格帯中一番折れやすい。
カーボンは3000円以下クラスに使用されるグラスファイバーに比べ折れやすいです。
○:ロッドのしなり具合が多種多様
柔らかいロッドは、かかったバスとのやり取り中、余計な力が吸収してくれます。硬いロッドはルアーに細かいアクションをつけてバスを誘うことができます。この価格帯からは自分好みの硬さを選ぶことができます。
○:適度な重量になる。
リールの重量とのバランスがとれて、キャスト時のストレスがありません。
ガイドについて
ガイドリングが実用に耐える素材となります。
△:ナイロン、フロロカーボン等のラインを使う分には耐久度に問題がなくなります。
しかし、細くて非常に強いPEラインの使用にはやや不安があります。
グリップについて
○:EVAだけでなくコルクも選択できますが、
コルクのグリップはひび割れや多く作りが荒い物が多いです。とはいえ見た目の問題だけで特に問題はありません。
価格の割に軽くて使用感がよく高性能。ブランクが折れやすいですが低価格なので買い替えても痛くない金額かもしれません。
例)
メジャークラフト バスパラ
メジャークラフト(Major Craft) ロッド バスパラ BPC-662MH
シマノ バスワン
SHIMANO(シマノ) ロッド バスワンR ベイト 166M-2 340740
ダイワ リバティクラブ
ダイワ(Daiwa) ロッド リバティクラブ ルアー 5105TLFS
10000円以上のロッド
ブランクについて
ブランクの素材がカーボン+α
○:ロッドのしなり具合が多種多様で重量も適度になる。
3000円~10000円のロッドと同様ですが、自分好みの良い物が選べます。
○:X製法で折れづらい
各社この価格帯からX製法を搭載しはじめます。X製法とはねじれに強く丈夫になる製法のことです。3000円以下のグラスファイバー製の物程丈夫ではないですが3000円~10000円クラスよりは丈夫な気がします。とはいえ時にはポキっと折れます。
各社のX製法名称
ガイドについて
Kガイド搭載モデルが買えます
○:Kガイドはライントラブルを飛躍的に減らします。ガイドがブランクに対して斜めの角度で取りつけられている物です。ガイドの素材SIC等の高級素材になる
○:PEラインの使用も含めて耐久度に一切の不安がありません。
グリップについて
EVAもコルクも選択できます。コルクは低価格の物に比べ質が向上します。
○:コルクのグリップは質の良いものが使われます。しかし人によってグリップはコスト削減して価格を抑えて欲しいと感じるかもしれません。
言うことなしの性能を発揮してくれる1万円以上のロッド。かっこいい装飾が施され見た目もとても良くなります。折れたら悲しくなる金額なので、大事に扱いましょう。
例
ダイワブレイゾン
ダイワ(Daiwa) ブレイゾン 662MB 863841
メジャークラフト ボルキー
メジャークラフト(Major Craft) ロッド ボルキー VKC-68L/BFS
シマノゾディアス
まとめ
3000円以下でブランクが丈夫なグラスファイバー製のロッドを買うもよし、折れやすいが使用感が良くコストパフォーマンスに優れた3000円~10000円のロッドを買うもよし。総合的によくできているが折れたら痛い1万円以上のロッドを買うもよし。
あなたはバスロッドにいくらかけますか?
コメント